フリーペーパーの厚さのあれこれ
こんにちは。タブロイドバンクでございます。
春も過ぎ最近はすっかり暑くなってきましたね、
と言ったところで、今回はフリーペーパーの「厚さ」とどのつまりは紙厚についてお話していこうと思います。
薄い物、分厚いもの、分厚くもないけどしっかりとしたもの様々な厚みがありますね。
その厚みもフリーペーパーにおいてはなかなかどうして重要な意味があったりします。
皆様どうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
◆紙厚の単位の話
物の厚みを表す時に皆様はmm(ミリメートル)なんかをお使いになられていると思いますが、
印刷業界においての紙の厚みの単位と申しますとkg(キログラム)を使用します。
え?重さの単位?と思われた方。正しい反応だと思います。
まずは何故キログラムを使用するかという点ですが、
紙と言いますのは、木の繊維が複雑に絡みあって形作っております。
一口に木の繊維といっても様々な太さや形があり、一定ではないので紙厚を一概に〇mmで表すのが難しいわけですね。(ロットによって微妙に厚みが違ったりするんです。)
ですが、厚みの単位が無いとこういう印刷物が作りたいという事を人に伝えたり等する際に不都合があるのはお分かり頂けるかと思います。
そこで出てくるのがkgなわけです。
印刷物の発注を行う際に「コート110㎏」ですとか「上質90㎏」といった形で
kgを使うんですが、これを「連量」と呼びます。
ある一定の大きさと厚みの紙を1000枚束ねたものを「連」と呼び1連・2連などと数えます。
そしてその1000枚重ねた時の重さが連量というわけです。
簡単に言えば後ろについているkgの値が大きければ大きいほど分厚い用紙であるという事になりますね。
◆厚みによって与えられる印象の話
さて厚みの単位の話はある程度ご理解いただけたと思いますが、
そもそも何故そんな沢山の厚みが必要なんだよって話をさせて頂きます。
人がチラシやフリーペーパーを手に取った時に最初に感じるのがこの厚みであり、
厚みによってその紙の内容をある程度読み取る事ができてしまう(正確にはそのように感じてしまう)傾向があるのです。
薄い紙ですと書いてある情報がお手軽な情報であったりお安い物であったりなどの、
いい意味でのチープさを感じ取ることができるようになっています。
逆に分厚いと高品質や高級感を感じる傾向があるようですね。
ですので、スーパーのチラシなんかは意図的に「うちはお安いですよ~」という事をアピールするために薄い用紙を使っていたりします。
逆に高級ブランド等のカタログ等は通常の冊子に比べ分厚い紙を使い「自分たちの商品は高品質であり上質な物である」という事をアピールするような傾向があります。
◆フリーペーパーでの厚みの話
ここからは印刷業に携わっている者としての主観も多少混じっている所はありますが、
フリーペーパーも載っている情報の内容によってある程度紙厚の傾向があります。
例えばローカル誌のように地域ごとの情報が沢山載っている物ですと、
紙を薄めにしている傾向がありますね。
これは「どんな方でも歓迎しますよ」という気軽にその街を訪れてほしいという気持ちが込められているように感じます。
また、紙が薄ければ薄いほど印刷の費用が抑えられる傾向もあるので沢山印刷する事ができて、
沢山の人に見てもらえるというのもうれしいポイントになりますね。
ではフリーペーパーで分厚い用紙は使わないの?という疑問ですが、
そんなことは無く例えば会社案内や事業報告を行うフリーペーパー等では、
分厚い紙を使う事で「しっかりした事業を行っている会社ですよ」という事をアピールしたりもしています。
いかがでしたでしょうか、ここまで印刷における紙厚のお話をさせて頂きました。
タブロイドバンクを運営しております第一製版印刷の通販部門でございます「印刷通販ウェブプレス」では、
上記で記載させて頂きましたような様々な紙厚の用紙を取り揃えております。
お客様のご希望を叶える紙厚がきっと見つかると思いますので、これを機会に是非ともご利用ください。
ちなみに、タブロイドバンクはデジタル媒体なので紙厚や費用を気にする事無く、
フリーペーパーを様々な方に読んで頂く事ができます。
掲載無料でございますので、是非とも掲載のご依頼お待ち申し上げております。