デジタルの時代だからこそ「会報誌」は紙での作成も必要?情報が多いタブロイド新聞の強みとは
会報誌とは「何らかの会に属する人に向けて発行する小冊子」のことを指します。少し前時代的なものに思えるかもしれません。デジタルで配信したほうが、即時性もあるし、コストも安く済むしと良いことばかりのように感じます。しかし、こんなデジタル時代だからこそ、会報誌を紙で作成する価値が出てきます。しかも、タブロイド新聞で印刷することでより価値を高めることができます。今回は、会報誌が紙での作成が必要な理由やタブロイド新聞で印刷する強みについて紹介していきます。
デジタルの時代でも「会報誌」を紙で作成する必要性
会報誌というと皆さんはどういったものを思い浮かべるでしょうか?〇〇会に所属している人向けの雑誌みたいなものや、〇〇業界について詳しく特集されているものを思い浮かべることでしょう。そんな会報誌でもデジタル化の波を受けています。デジタルであれば全国どこにいても会報を読んでもらうことができ、普段配布している会員社や関連団体、広告主以外にも情報を周知することが可能です。そんな中、会報誌を紙で作成する必要性はあるのでしょうか?
会報誌を紙で作成すると記憶に残りやすい
会報誌をデジタル化するメリットは確かにあります。ただ、より読者の記憶に残るのは断然紙媒体です。そもそも会報誌を手にする人たちはデジタル世代よりも上の年代がほとんどです。断然、紙を手に取ってきた世代が多いのは周知の事実です。
会報誌を紙で作成すると読みやすい
会報誌を作るからには読んでもらいたいですよね。また、作成した記事だけでなく、広告枠もしっかりと読まれることを期待して、広告主は広告を出稿するはずです。デジタルで読むとすればパソコンやスマートフォン、タブレットになります。これらのデジタル機器たちはズームすることは得意でも全体を表示することは大きさから考えても難しいです。読者のことを考えたときに全体を俯瞰してから読みたいところを読むことができる紙のほうが読みやすいといえます。
「会報誌」はデジタル×紙のハイブリットで作成がおすすめ
紙は記憶に残りやすかったり、読みやすいメリットがありますが、会報誌はデジタル×紙のハイブリットでの作成が1番メリットがあるといえます。その理由は下記になります。
- 会報誌をデジタル×紙の作成でコスト面と情報周知のいいとこどりができる
- 会報誌の既存読者と情報周知対象を分析することで最適化できる
1つずつ紹介していきます。
会報誌をデジタル×紙の作成でコスト面と情報周知のいいとこどりができる
会報誌をデジタルと紙で作成した場合、デジタルのメリットである全国どこにいても即時に情報を届けることができることと、紙での読みやすさや記憶への残りやすさを重視する人にもきっちりとアタックすることができます。紙での作成のみで多くの人に届けようとすると、必要以上に印刷する必要があり、コストの面でも負担が多くなってしまいます。そこで情報の周知をデジタルに頼ることにより、紙での会報誌を求めている方へ余すことなく届けることができます。よって、デジタルと紙どちらか1つに絞るのではなく、どちらも使用するのが1番効率よく情報を伝えることができるといえます。
会報誌の既存読者と情報周知対象を分析することで最適化できる
会報誌の既存読者で考えられるのは、会員社や関連団体、広告主です。既存読者には紙という媒体で届けることが必要かもしれません。理由としては例えば企業が会員の場合は社内で回し読みや受付周辺に会報誌が置かれることが想定されます。デジタルだと自分から読みに行かなければならないため、中々読む機会が生まれないのも事実です。その点、紙という物体で置いてあることに価値が出てきます。一方、情報周知をするにはインターネットで関連ワードを検索してくれる人へ読んでもらうことができるデジタルのほうが適格といえます。そのバランスを分析し、どのくらい印刷するのかを決めていくのが良いでしょう。
「会報誌」をタブロイド新聞で作るメリットとは
会報誌を紙で作成するメリットを紹介してきましたが、その中でもタブロイド新聞で作るのがおすすめです。そのメリットは下記になります。
- 大ロットでも安価で印刷できる
- 紙面が広いので写真をふんだんに使用できる
- 広告枠を大きくすることができる
1つずつ紹介していきます。
大ロットでも安価で印刷できる
タブロイド新聞は小ロットではコストがかかってしまいますが、全国規模で会報誌を配布したい場合などには大活躍です。大ロットになるほど1部あたりのコストがかからなくなるので、少しでも多くの会報誌を印刷するときにはぜひ検討してみてください。
紙面が広いので写真をふんだんに使用できる
最近の会報誌は、一昔前に比べて写真を多く使用するようになりました。タブロイド新聞を印刷する印刷機は新聞輪転機と呼ばれ、超高速で綺麗に印刷することができる印刷機です。写真の印刷もコスト以上の綺麗さで印刷してくれるので、会報誌をデザインする段階や、仕上がりを気にする広告主へ向けても良いアピールになります。
広告枠を大きくすることができる
タブロイド新聞であれば、元々の紙面が広いので広告枠もゆったりと使用することができます。近年では、A4サイズの雑誌型の会報誌も多く印刷されていますが、どうしても広告枠が小さくなってしまいがちです。タブロイド新聞で会報誌を作成すればそういった問題も解決することができます。
まとめ
今回はデジタル時代に会報誌を紙で印刷する理由、特にタブロイド新聞で作成するメリットについて紹介してきました。紙とデジタルのメリットとデメリットを考え、会報誌をどのように広めていきたいかを照らし合わせることで最大級の効果を生むことができます。まずは、会員社や関連団体、広告主がどのような人が多いのかを分析し、さらにどのような人たちに情報を周知したいかを踏まえて、紙とデジタルの配分を決めていくことが大事でしょう。その際、紙での周知を重視したい場合には、タブロイド新聞がコストと納期の点からも最適となります。ぜひ、自分たちの会報誌を分析し、選択してみてください。